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内転筋群の機能解剖学

内転筋群の機能解剖学

こんにちは!

”福岡発”完全個室通い放題パーソナルジムCHRONICLE-JAPAN(クロニクルジャパン)大阪心斎橋店のりん肉マンこと普久原琳です。

今回は内転筋群の機能解剖と内転筋群が他の筋肉とどのような繋がりがあり、どういった機能をするのかをご紹介いたします!

トレーニングをされている方でも、意外と内転筋を意識して鍛えている方は少ないかと思います。なぜ内転筋が重要になるのかをまとめたので読んでみてください!

1.内転筋群

 内転筋群は大内転筋、長内転筋、短内転筋、小内転筋、薄筋、恥骨筋という6つの筋肉の総称を内転筋群といい、内転筋と名前がつく筋肉でも4つの筋肉に分かれています。

大内転筋

⚫︎起始:恥骨下枝および坐骨下枝と結節
⚫︎停止:大腿骨の内側顆上の内転筋結節および
粗線の内側唇
⚫︎作用:股関節での大腿の内転と伸展
⚫︎支配神経:閉鎖神経(L3およびL4)および坐骨神経からの枝

長内転筋

⚫︎起始:繊維軟骨結合稜の結合角で、恥骨の前
⚫︎停止:粗線、内側広筋と大内転筋の間
⚫︎作用:大腿部を力強く内転させ、内側に回転させる
⚫︎支配神経: 閉鎖神経(L3、L4)、坐骨神経からの枝

短内転筋

⚫︎起始:恥骨上枝および恥骨下枝の外側表面
⚫︎停止:小内転筋から粗線に続く線に入り、粗線の上部に入る
⚫︎作用:股関節での大腿の内転と屈曲
⚫︎支配神経:閉鎖神経(L3およびL4)および坐骨神経からの枝

小内転筋

⚫︎起始:恥骨下枝から大内転筋の最前部
⚫︎停止:大腿骨粗線の内側唇
⚫︎作用:股関節での大腿の内転、屈曲と外旋
⚫︎支配神経:閉鎖神経(L3、L4)、坐骨神経
※著者によっては内転筋に記載がない場合があります。

薄筋

⚫︎起始:恥骨結合の下方半分および恥骨弓の上方半分
⚫︎停止:鵞足の共同腱を通る脛骨体上部の内側面
⚫︎作用:股関節での大腿の内転と屈曲、膝関節での下腿の屈曲と内旋
⚫︎支配神経:閉鎖神経(L3およびL4)

恥骨筋

⚫︎起始:恥骨筋線または恥骨上枝
⚫︎停止:小転子から粗線へと続く粗線上の大腿骨後面
⚫︎作用:大腿部を内転し、大腿部を屈曲
⚫︎支配神経:大腿神経(L2、L3、L4)および場合によっては閉鎖神経

2.DFL(ディープ・フロント・ライン)

 筋肉は個別で存在するのではなく、繋がりを持っています。その筋膜の連鎖的な繋がりを示す理論をアナトミートレインといいます。

このアナトミートレインは、筋膜のラインを
「筋膜経線」や「筋膜ライン」としてモデル化しており、これによって体全体の構造的なバランスや動作パターンがどのように関連しているかを理解することができます。そのアナトミートレインの1つにDFL(ディープフロントライン)があります。

このDFLは体の最も深層にある筋膜ラインの1つです。これは体の中心軸に沿って頭から足まで深部の筋肉や組織を繋ぐラインで、姿勢の安定性や内臓の支持に重要な役割を果たします。
DFLは、全身の深層筋を通じてコアの安定やバランスを支えるため体の内部構造に大きな影響を与えます。

 DFLは横隔膜が含まれることから呼吸の動作にも大いに関係しています。また、腸腰筋も含まれているため円滑な歩行をつかさどることや体幹部の自律神経とも密接に繋がっているため、自律神経のコントロールにも関わっていると考えられます。

3.内転筋の重要性

 2のDFLでも説明した通り、筋肉は繋がりを持っています。もし内転筋が機能不全を起こすと、歩行時の不安定さや股関節の可動域制限による膝痛や腰痛、スポーツパフォーマンスの低下や姿勢の悪化などの影響が考えられます。

また内転筋は腹斜筋とも関係していおり、スポーツ時や日常動作では体を捻るような動作(投げる、打つ、走る)では、内転筋と腹斜筋が連動して働きます。体幹部を安定させながら、下半身から上半身に力を伝達する役割があるため、この連動性が強いほどパフォーマンスが向上し怪我のリスクを抑えることができます。

ボディメイクにおいても、内転筋を意識してトレーニングをされる方は少ないと思います。ですが、内転筋がしっかり機能することで効率よく動作を行うことができます。

今回書いた内容を意識してトレーニングを行うと、スポーツパフォーマンスの向上や怪我防止に繋がるので「内転筋」を意識して日常生活やトレーニング行ってみてみてはいかがでしょうか。

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