「スクワットやデッドリフトをやるとウエストが太くなるからやめた方がいい」
トレーニングをしていると、一度は耳にしたことがある話ではないでしょうか。
特にフィジークやクラシックフィジークを目指す人は、「ウエストを細く見せたい」という理由からビッグ3を避けるケースも少なくありません。
しかし、本当にビッグ3を行うことでウエストは太くなるのでしょうか。
結論から言えば、ビッグ3を行っただけでウエストが太くなるとは言えません。
ただし、条件によってはウエスト周囲径が変化することはあります。
今回は、その理由を詳しく解説します。
1. ビッグ3とは?

* スクワット
* ベンチプレス
* デッドリフト
この3種目は一度に多くの筋肉を動員できるため、筋力向上や筋肥大を目的としたトレーニングでは中心となる種目です。
特にスクワットとデッドリフトでは、高重量を安全に扱うために強い腹圧を発揮する必要があります。
この「腹圧」が、ウエストが太くなると言われる理由の一つです。
2. なぜウエストが太くなると言われるのか
主に働くのは、
* 腹横筋
* 内腹斜筋
* 外腹斜筋
* 腹直筋
* 脊柱起立筋
* 腰方形筋
などです。
これらの筋肉は腹圧を高め、脊柱を安定させる重要な役割を担っています。
そのため、「体幹をたくさん使う=ウエストが太くなる」というイメージが広まりました。
しかし、体幹を使うことと、見た目が大きく変わるほど筋肥大することは別の話です。
3. 実際にウエストが太くなるケース
① 体幹の筋肉が発達した場合

その結果、ウエスト周囲径がわずかに増える可能性はあります。
ただし、一般的なトレーニーが短期間で大きく変化するケースは多くありません。
② 増量による脂肪の増加
その際に皮下脂肪や内臓脂肪が増えることで、ウエストが太く見えるケースは非常に多いです。
実際には脂肪が原因であるにもかかわらず、「ビッグ3のせい」と考えられてしまうことがあります。
③ 骨格や体型
そのため、同じトレーニングを行っても全員が同じ見た目になるわけではありません。
4. フィジーク選手がビッグ3を控える理由

競技では、
* ウエストの細さ
* Vシェイプ
* 肩幅との対比
* シルエット
が重要な評価ポイントになります。
そのため、一部のトップ選手は、
* スクワットのボリュームを減らす
* デッドリフトを行わない
* マシントレーニングを中心にする
という選択をすることがあります。
しかし、これは競技特有の戦略です。
一般の方が健康づくりや筋肥大を目的にビッグ3を避ける理由にはなりません。
5. ビッグ3にはメリットの方が多い

* 全身の筋肉を効率良く鍛えられる
* 筋力が向上する
* 基礎代謝の向上につながる
* 日常生活やスポーツパフォーマンスが向上する
など、多くのメリットがあります。
ウエストが太くなることだけを心配して避けてしまうのは、非常にもったいないと言えるでしょう。
6.まとめ
体幹の筋肉が発達することはありますが、見た目に大きな影響を与えるほど変化するケースは限られています。
むしろ、ウエストの見た目には体脂肪率や骨格、全身の筋量バランスが大きく関係しています。
競技レベルでは種目選択を工夫することもありますが、多くの方にとってビッグ3は非常に優れたトレーニングです。
「ウエストが太くなるから」という理由だけで避けるのではなく、自分の目的に合わせて上手に取り入れることが、理想の身体づくりへの近道になるでしょう。