こんにちは!
”福岡発”完全個室通い放題パーソナルジムCHRONICLE-JAPAN(クロニクルジャパン)大阪心斎橋店のしんてぃこと清水新太です。
今回は「身体が脂肪を蓄える理由」について。
ダイエットでは大敵である体脂肪。体脂肪を落とす、または体脂肪をつけないようにスタイルを維持するトピックはたくさんありますが、今回の記事はそもそもなぜ人体には体脂肪が付くように作られているのかという点にフォーカスをあててみます。
ぜひ最後までご覧ください。
1.体脂肪
内臓まわりに存在する「内臓脂肪」の2つを総称したものです。
体脂肪は基本的にはカロリー収支によって増減します。
消費カロリーよりも摂取カロリーが多ければ摂取したエネルギーが体脂肪として身体に貯蓄され、摂取カロリーよりも消費カロリーが多ければ体脂肪が減少します。
ダイエット経験のある方は感じたことがあるかもしれませんが、人間の身体は脂肪がつきやすく落ちにくいようにできています。
それはつまり、人間の身体を正常に機能させるために体脂肪が必要であることを意味しています。
体脂肪による身体の悩みを持たれている方も多いと思いますが、基本的に人間の身体には脂肪が必要であるというのが前提なのです。
2.体脂肪が身体に必要な理由
エネルギー源の貯蔵や体温の確保、また外部からの衝撃を緩和する役割もあります。
内臓が多く骨が少ないお腹周りに脂肪がつきやすいのはこういった理由です。
また、身体にはさまざまホルモンの働きがあり、その働きによって正常に機能するように制御されていますが、体脂肪も機能維持のために必要なホルモンを作り出す役割を担っています。
脂肪細胞から分泌されるホルモンをご紹介していきます。
レプチン
脳内の弓状核という摂食中枢に作用し、摂食を抑制します。また、交感神経を活性化し中性脂肪の分解を促進する働きもあります。
レプチンは脂肪が増えるにしたがい放出量が増えるため、適正な体重を維持するためにレプチンの働きは必要不可欠になります。
アディポネクチン
また、脂肪の分解の促進、インスリン感受性の向上などの効果があることも分かっています。
3.女性は体脂肪がつきやすい?
それは妊娠・出産が大きく関わっています。
成長期を迎えると女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌量が増え女性らしい体へと変化していきます。
エストロゲンには脂肪蓄積作用があります。
また、初潮の発来や月経周期の確立には、体脂肪が重要です。
発来には17%以上、正常な月経周期には22%以上の体脂肪が必要とされています。
東京医科大学において妊娠中の体脂肪率推移を研究した内容では
妊娠8週から36週にかけて体脂肪率が4週ごとに1%上昇。
37週からは41週で緩やかな上昇の傾向が見られました。
これらのことからも、やはり男性よりも女性の身体は体脂肪が多く、またつきやすいことが分かります。
4.まとめ
肥満は生活習慣病や様々な健康被害を引き起こしますが、痩せすぎや過度なダイエットなども健康には良いことではありません。
正常に健やかな身体の機能を保つために、必要な体脂肪を維持することも知っておくといいかもしれません。