こんにちは!
”福岡発”完全個室通い放題パーソナルジムCHRONICLE-JAPAN(クロニクルジャパン)難波・心斎橋店の普久原琳です。
トレーニング中に「息を止めて踏ん張る」という動作をしたことはありませんか。特にスクワットやデッドリフトなどの高重量種目では、多くの人が無意識のうちに行っています。この呼吸法は「バルサルバ法」と呼ばれ、競技者から一般のトレーニーまで幅広く活用されているテクニックです。
正しく行うことで体幹の安定性が高まり、より大きな力を発揮しやすくなります。一方で、血圧が大きく上昇するなど注意すべき点もあります。今回はトレーニングパフォーマンスを高めるために知っておきたいバルサルバ法について詳しく解説していきます。
1. バルサルバ法とは?

高重量のスクワットやデッドリフトで踏ん張る瞬間を思い浮かべてみてください。多くの場合、自然と息を止めてお腹に力を入れているはずです。実はその動作こそがバルサルバ法です。
この呼吸法は単なる「息止め」ではありません。身体の内側から圧力をかけることで、背骨や骨盤を安定させる役割があります。そのため、トレーニングにおいては非常に重要なテクニックとして知られています。
2. なぜ腹圧が重要なのか?

例えば、空気が十分に入ったボールは形が崩れにくいですが、空気の抜けたボールは簡単に変形してしまいます。人間の身体も同じで、腹圧が高い状態では体幹が安定し、力を効率よく伝えることができます。
スクワットやデッドリフトでは脚で生み出した力を上半身へ伝える必要があります。しかし体幹が不安定だと、その力が途中で逃げてしまいます。腹圧を高めることで身体が一本の柱のようになり、力の伝達効率が向上するのです。
さらに腹圧が十分に高まることで腰椎への負担も軽減されるため、フォームの安定やケガ予防にもつながります。
3. バルサルバ法がパフォーマンスを高める理由

バルサルバ法によって腹圧が高まると、体幹が強固に固定されます。その結果、脚や胸、背中などの大きな筋群が生み出した力を効率よくバーへ伝えることができるようになります。
例えばスクワットで立ち上がる際、体幹が不安定だと上半身が前に倒れたり、腰が丸まったりして力が逃げてしまいます。しかし腹圧がしっかりかかっていれば身体が安定し、力を無駄なく発揮できます。
そのためパワーリフターや重量挙げ選手など、高いパフォーマンスが求められる競技ではバルサルバ法が積極的に活用されています。扱える重量の向上だけでなく、フォームの安定や効率的な動作にも大きく貢献するのです。
4. 知っておきたい注意点
バルサルバ法を行うと腹圧だけでなく血圧も大きく上昇します。特に高重量トレーニング中は一時的に非常に高い血圧になることが報告されています。
健康な方であれば大きな問題になることは少ないですが、高血圧や心血管系疾患、脳血管系疾患の既往歴がある方は慎重に行う必要があります。また、長時間息を止め続けるとめまいや立ちくらみの原因になることもあります。
そのため、必要以上に息を止め続けるのではなく、力を発揮する局面で適切に活用することが重要です。安全にトレーニングを行うためにも、自身の体調や健康状態を考慮した上で取り入れましょう。
5. 正しい実践方法

スクワットを例にすると、まずスタートポジションで大きく息を吸い込みます。その際、お腹を前だけではなく横や後ろにも広げるイメージで空気を入れます。その状態のまま腹筋全体を固めるように力を入れ、腹圧を高めます。
そして腹圧を維持したまましゃがみ込み、立ち上がる際もその圧力を保ちます。最も力が必要な局面を越えたところで息を吐きます。
初心者の場合は、まずお腹を360度膨らませる感覚を覚えることから始めるのがおすすめです。単純に息を止めるだけでは十分な腹圧は生まれません。お腹全体で圧力を作り出す意識が重要になります。
6.まとめ
一方で、血圧が大きく上昇する特徴もあるため、健康状態によっては注意が必要です。大切なのは「ただ息を止める」のではなく、「腹圧を高めて身体を安定させる」という目的を理解することです。
トレーニングでなかなか重量が伸びない方やフォームが安定しない方は、筋力だけでなく呼吸にも目を向けてみてください。バルサルバ法を正しく活用することで、トレーニングの質はさらに高まるはずです。