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翼状肩甲について

翼状肩甲について

こんにちは!

”福岡発”完全個室通い放題パーソナルジムCHRONICLE-JAPAN(クロニクルジャパン)大阪心斎橋店のりん肉マンこと普久原琳です。

今回は翼状肩甲という肩関節に起こるエラーについてご紹介していきます!

聞いたことのない言葉かもしれませんが、どういった人に起こるエラーなのか、どのような症状なのか、改善方法はあるのかなど詳しくお伝えしていきます!

よろしくお願いします!

1.翼状肩甲とは?

 翼状肩甲(よくじょうけんこう)とは、肩甲骨が異常に突出している状態を指します。通常、肩甲骨は背中に平らに沿っていますが、翼状肩甲骨では肩甲骨が浮き出て、鳥の翼のように見えるためこの名前がついています。

主な原因としては肩甲背神経や長胸神経の損傷が挙げられます。これにより、肩甲骨を正常な位置に保持する筋肉(特に前鋸筋)が弱くなり、肩甲骨が突出するようになります。原因には、外傷や神経麻痺、または筋ジストロフィーなどの筋肉疾患があります。

また先天的にスプレンゲル変形、生まれつき肩甲骨が正常よりも高い位置にあり動きに制限があることや、ポーランド症候群といい胸筋の一部が欠損している先天性の疾患により翼状肩甲が見られる場合があります。

2.症状

 翼状肩甲骨の症状は、原因や重症度によって異なりますが、一般的には以下のような症状が見られます。

肩甲骨の突出

 肩甲骨が背中から異常に浮き出て見えるのが特徴です。特に腕を前に伸ばしたり、壁に押し付けるような動作を行うと、肩甲骨が翼のように突き出るのが確認できます。

肩や背中の痛み

肩甲骨やその周囲に痛みが生じることがあります。痛みは、肩を動かしたり、腕を上げたりする際に増強することが多いです。

肩や腕の筋力低下

肩甲骨を支える筋肉が弱くなるため、肩や腕の筋力が低下します。これにより、腕を上げる動作や重いものを持つことが難しくなることがあります。

肩の可動域制限

肩甲骨の不安定さや筋力低下により、肩の可動域が制限されることがあります。特に、腕を頭上に持ち上げる動作が困難になることが多いです。

姿勢の悪化

肩甲骨が正しい位置にないため、肩や背中の姿勢が悪化します。これは、首や背中の他の部分にも影響を及ぼし、さらなる痛みや不快感を引き起こすことがあります。

動作時の異常な肩甲骨の動き

肩甲骨が正常に動かず、動作時に異常な動きをすることがあります。これは、肩甲骨が滑らかに動かない「ウィングイング」と呼ばれる動きが見られることもあります。

日常生活への支障

症状が進行すると、服を着替える、髪を洗う、ドアを押し開けるなど、日常的な動作が難しくなることがあります。

3.まとめ

 翼状肩甲の主な原因は、肩甲骨を支える前鋸筋や長胸神経の問題です。

翼状肩甲の治療には、肩甲骨周りの柔軟性や
肩甲骨周りの筋肉の強化が必須になります。
理学療法やエクササイズが有効であり、特に前鋸筋や菱形筋といった肩甲骨を安定させる筋肉の強化が必要です。

 実際に現場でも前鋸筋の機能不全による肩の痛みや、トレーニングをしていても力が入りにくかったり動作にブレが生じたりするクライアントさんがいます。

そういった症状を予防、改善するために適切な肩甲骨の位置や運動の学習をさせることが大切になっていきます。

翼状肩甲の症状がある方は、前鋸筋が機能していない場合が多くあります。オススメのエクササイズをご紹介します。

前鋸筋プッシュアップ

前鋸筋の機能は、肩甲骨の下制、外転および上方回旋、肩甲骨が固定されている時の肋骨の挙上という働きをします。

このエクササイズは、肘で胴体を上に押し上げる動きになりますので肩甲骨の外転という動きが起こります。

イメージは肩甲骨を外に広げる意識で行いましょう。そうすることで前鋸筋が働き、肩関節の安定性を出すことができます。

もちろんですが1日だけやっても効果はないので、継続することが大切です。是非行ってみてください。

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