「機能性ディスペプシア」は、原因となる疾患がないにもかかわらず、
上腹部辺りに症状を呈する疾患です。

症状は、胸焼け・早期満腹感・胃もたれ・みぞおち辺りの痛み・
腹部膨満感・悪心・嘔吐等があります。

機能性ディスペプシアは以下のような原因により、
様々な症状が起こります。

① 胃の運動機能の異常
② 胃の知覚過敏
③ 胃酸の分泌促進
④ 精神的ストレス

① 辛いと感じる食後の胃もたれ
② 早期満腹感
③ みぞおち辺りの痛み
④ 心窩部灼熱感

このような症状が、どれか１つでも6ヶ月以上前から認めている場合、
機能性ディスペプシアが疑えます。

機能性ディスペプシアの治療方法は？とお困りの方！

①生活習慣の改善
脂質の取り過ぎは控えましょう。
また、カフェインやアルコールの摂取も控える。

②薬剤
心窩部痛などの目的改善として、胃酸分泌抑制薬。
膨満感などの改善目的として、消化管運動調節薬等の
お薬が使われる事があります。

🌟ピロリ菌の除去
ピロリ菌感染が認められた場合は、除菌を行う。
また、機能性ディスペプシアは、うつ病等の精神疾患を合併する場合もあります。
その場合は、両者の治療が必要となります。
不安があれば、医療機関へ受診をお勧めします。