そもそも、骨格とは関節で結合した複数の骨および軟骨によって構成される構造のことを指します。そこで、生まれ持った骨格の特徴を導き出すことを骨格診断といいます。
ここでは、骨格診断を行うにあたっていくつか特徴を解説していきます。

1，生まれ持った身体の特徴を捉えているので、太っている、痩せている、年齢、身長などは関係なく、いつ見ても同じ診断結果になる。
2，身体を平面（二次元）ではなく、身体の厚みを含め立体（三次元）として捉える。
3，身体のラインの特徴だけでなく、身体の質感（ハリがある、柔らかいなど）も診断のポイント
4，首が長い人はこのデザインが似合う、二の腕が太い人はこのデザインが似合う、といった似合うファッションアイテムのアドバイスだけにとどまらず、引きで見た時の重心バランスの調整も重要視される。

骨格は大きく分けて「ストレート、ウェーブ、ナチュラル」の3つで分けられる。
・ストレート
特徴：上半身と下半身のボリュームが重心が均等である。
　　　体が立体的で筋肉が付きやすく、身体に厚みがあり、ウエストの位置が高め。
　　　痩せても華奢な体型にはなりにくく、メリハリのあるボディになりやすい。
・ウェーブ
特徴は：下半身が横にボリュームがあり、重心が下の方にある。
　　　　体の厚みが薄く、ウエストの位置が低め。
　　　　上半身が細いウェーブタイプは、着痩せするタイプ。
・ナチュラル
特徴：肩幅があり、重心が上の方にある。
　　　筋肉も脂肪もつきにくく、肉感的な印象を感じさせない。
　　　太っても、全体的に肉がつくので気付きにくい。

・ストレート
特徴：筋肉のつき方に特徴が出やすく、厚みとハリのあるボディラインをしている。
　　　上半身に筋肉がつきやすい体型で、太りはじめも顔やお腹などに現れやすく、
　　　肉感的な身体の質感を持っている。
・ウェーブ
特徴：脂肪のつき方に特徴が出やすく、華奢でソフトなボディラインをされている。
　　　下半身に脂肪がつきやすく、太ると腰回りなどの下半身から太り始める方が多い。
・ナチュラル
特徴：関節の大きさに特徴が出やすく、骨の凹凸が強調されるラインをしている。
　　　関節や骨格フレームの大きさに特徴が出やすく、体の各パーツに肉感的でない
　　　不規則な凹凸がある。

生まれ持った身体のラインや質感の特徴から、最もスタイルが綺麗に見える着こなしを導き出します。また、筋肉・脂肪の付き方、関節の大きさの違いなどからダイエットやボディメイクの参考にもなりますよ。