こんにちは!
”福岡発”完全個室パーソナルジムchronicle-japan(クロニクルジャパン)黒崎店の久保です。
今回は、スポーツでの練習やトレーニングのやり過ぎで起こる足底筋膜炎について解説させていただきます。運動量が少ない方で炎症までいかなくても足底(足の裏)が硬くなると身体のバランスが崩れてきてしまい不調を起こしやすくなるので一般の方も注意して見てみましょう!
1.足底腱膜炎とは
運動をして走っていると足底(足裏)が痛いな。こんな経験はありませんか? その痛みの原因は、足底腱膜炎(そくていけんまくえん)かもしれません。足底腱膜炎は、ランナーに多く、それ以外でもよく走るサッカーやバスケットボールで多く見られるスポーツ障害です。一時的によくなっても繰り返すことが多く、走れば走るほど足底の痛みが強くなるといわれています。その痛みのせいでパフォーマンスが落ちると良くありませんので、予防していきましょう!
2.足底腱膜とは
足底には、かかとの骨から足の指の付け根にかけて、強靱な繊維状の組織である腱が膜のように広がっています。これが足底腱膜です。
足底腱膜は足底の土踏まず(縦アーチ)を保持して、歩行やランニングによる衝撃を吸収する役割があります。さらに、その吸収した力を蹴り出しのエネルギーとして有効活用する「巻き上げ(ウインドラス)機構」にも関与しています。
そのため足底腱膜の働きが悪くなると、足底が地面に着地するときの衝撃吸収や蹴り出す力のバランスが崩れて、走りにくさや歩きにくさを感じます。
足底腱膜は足底の土踏まず(縦アーチ)を保持して、歩行やランニングによる衝撃を吸収する役割があります。さらに、その吸収した力を蹴り出しのエネルギーとして有効活用する「巻き上げ(ウインドラス)機構」にも関与しています。
そのため足底腱膜の働きが悪くなると、足底が地面に着地するときの衝撃吸収や蹴り出す力のバランスが崩れて、走りにくさや歩きにくさを感じます。
3.足底腱膜炎の原因と症状
まず足の裏が痛くなる原因としては、ランニングやジャンプ動作などで、荷重による衝撃(圧迫力)と強く引っ張られる力(牽引力)の両方が繰り返されると、足底腱膜に大きな負荷が集中して、小さな断裂や炎症が起こりやすくなります。この繰り返しにより痛みが誘発されます。それに体重が急に増え過ぎてしまうとアーチが潰され痛くなるケースもあります。そして足底腱膜炎を誘発する要因としては、スポーツによるオーバーユース(使いすぎ)をはじめ、長時間の歩行や立ち仕事、不適切なシューズの使用、硬い路面でのトレーニング、足の筋力不足や柔軟性の低下、足の形の変形(扁平足や外反母趾)などが挙げられます。外反母趾(がいはんぼし)は、足底腱膜炎と同じく、足のアーチ構造の崩れによって生じます。縦アーチが崩れる足底腱膜炎に対して、外反母趾では横アーチが崩れてしまっている状態です。外反母趾で横アーチを保持できなくなると、だんだん縦アーチも低下して足底腱膜炎を併発する場合があります。
4.足底腱膜炎の予防
まず1つ目は、運動量のコントロールです。過度の練習量でオーバーユースが原因の場合はまず練習量をコントロールして安静にすることが大切です。監督やコーチに相談することは難しいことですが今後のことも考えて練習メニューを量よりも質に転換させることを意識しましょう。すでに炎症を起こしている場合は、休養をとることが最善策です。痛みが治まるまでは安静にしてください。2つ目は足底やふくらはぎの柔軟性を高めましょう。足の筋力や柔軟性が低下すると、足底腱膜に強い牽引力(引っ張られるストレス)がかかり、炎症を起こしやすくなります。足底やふくらはぎの筋肉のストレッチやトレーニングをとりいれ、筋力と柔軟性アップを目指しましょう。3つ目は適切なシューズ選びです。かかとが薄すぎるシューズは、着地時の衝撃が足にダイレクトに伝わります。大切な足を守るため、衝撃を吸収するクッション性に優れたシューズを選びましょう。扁平足やハイアーチなど、アーチに変形がある人は、インソール(中敷き)の使用が効果的です。4つ目はテーピングです。もちろん根本的に安静にして足底腱膜炎を治す方が最善策ですが、どうしても試合に出場する場合はテーピングを使用してアーチの成形をして痛みを和らげることができます。
まとめ
今回は足底腱膜炎について解説いたしました。足底に痛みがでたら、まずは安静に。運動を控えて、アキレス腱や足底腱膜のストレッチをしましょう。足の形に合ったシューズを履いたり、インソールを装着したりするのも有効な手立てです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。