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我々は腸腰筋という筋肉をもっと理解するべきである

我々は腸腰筋という筋肉をもっと理解するべきである

こんにちは!

”福岡発”完全個室通い放題パーソナルジムCHRONICLE-JAPAN(クロニクルジャパン)大阪心斎橋店のしんてぃこと清水新太です。

今回のテーマは「腸腰筋」。

あまり一般的ではない身体の深層にある腸腰筋という筋肉。

一方で二足歩行であるヒトにとって非常に重要な機能を果たしている筋肉でもあり、しっかりと鍛える必要もあります。そんな腸腰筋の理解を改めて深め、その重要性を認識するきっかけとなれば幸いです。

1.腸腰筋の基本

まず、腸腰筋とは同じ作用を持つ3つの筋肉を総称したものです。
(大腰筋・小腰筋・腸骨筋)

大腰筋・小腰筋はいずれも骨盤を跨ぎ、腰椎と大腿骨を走行しており
腸骨筋は腸骨窩と呼ばれる骨盤から大腿骨に付着しています。
これらの筋肉は総称されているように、同じ、もしくは類似した作用をもっており
・股関節の屈曲
・股関節の外旋
が挙げられます。

股関節屈筋群に関わる筋肉で比較的意識されるものとして、大腿直筋や縫工筋、大腿筋膜張筋などが挙げられますが、近年その重要性が明らかにされてきている腸腰筋について着目していきます。

2.大腰筋の重要性

大腰筋は腰椎全体に付着し、直立二足歩行であるヒトにおいて他の四足歩行の動物に比べて著しく発達していることが分かっています。

また、腰椎を前方に引きつけ、直立の姿勢保持に大きな役割を担っているという特徴があります。
関連として、大腰筋は"遅筋"繊維の比率が大きいことが分かっています。

筋肉には速筋と遅筋の2種類で構成されており、筋肉によってその比率が異なります。
ここでは短略的に説明しますが、
【速筋繊維】は瞬発的に大きな力を発揮し、酸素を必要としない筋肉です。
対して
【遅筋繊維】は継続的な力を持久的に発揮することに働き、酸素を使いエネルギー変換します。
いわゆる有酸素運動と無酸素運動と呼ばれる運動の違いはこの筋の使い方の違いだと言えます。

話を戻すと遅筋繊維の比率が大きい大腰筋は
つまり持久的な能力が高く、下肢のコントロールと直立位での安定性を保つ役割としても大きな機能を持っていると言えます。

3.腸腰筋のトレーニング

このように、腸腰筋が姿勢の保持や股関節の屈曲(歩行時の膝を高く上げる動作も同様)に重要な筋だということが分かっていただけたかと思います。

では、腸腰筋のトレーニング方法をご紹介します。

ランジ

ランジ姿勢でのトレーニング方法

ランジ姿勢は画像のように片足を大きく踏み出し腰を落とす動作。
ランジは前方の脚の大腿部や股関節の伸筋を鍛えるものとして知られていますが、伸展位にある後方の下肢にある腸腰筋にも大きな負荷がかかります。

ランジ姿勢で、上下運動を行うだけでも良いですし、歩行を加えたウォークランジや体幹部の側屈を加えるサイドベンドなど変化を加えるのもアリです。

片脚での脚上げ腹筋

脚上げ腹筋でのトレーニング方法

脚上げ腹筋は画像のように仰向けの姿勢で片脚はたたみ、伸ばした脚の挙上と下垂を繰り返す動作。
腹筋に常に力が入っていることが好ましいので、頭は上げて手は頭を支えるように後ろに添えるとやりやすいです。
脚の付け根付近にじわじわと効くのを実感できるかと思います。

片脚ずつ行う理由としては、脚上げ腹筋の動作において注意すべき
「腰椎の前弯を強める恐れ」
があるという点です。
片脚の膝関節/股関節を屈曲位にしておくことで骨盤に過剰な前傾が生じず、腰椎の前弯が過剰になることを抑制できます。

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