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広背筋は邪魔者なのか!?

広背筋は邪魔者なのか!?

こんにちは!

”福岡初”の完全個室通い放題パーソナルジム

CHRONICLE-japan(クロニクルジャパン)天神店トレーナーの原田です。

今回は邪魔者扱いされやすい、「広背筋」について深くお話しさせていただきます。

現代では、本来よりも肋骨が外旋し、骨盤が前傾した姿勢になっている方が数多くいます。  

こういった姿勢を引き起こしている筋として邪魔者扱いされやすいのが「広背筋」です。

今回の記事では広背筋の基礎解剖やなぜ邪魔者扱いされているのかについてお話しさせていただきます。

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1.広背筋は邪魔者なのか

20〜40歳代の不良姿勢として代表的な「オープンシザース姿勢」では、本来よりも肋骨が外旋し、骨盤が前傾した姿勢になっています。こういった姿勢を引き起こしている筋として邪魔者扱いされやすいのが「広背筋」です。
ただ、広背筋は胸腰部の安定性に欠かせない重要な筋でもあります。

今回は、そんな広背筋について深掘りしていきたいと思います。

2.広背筋の基礎解剖

広背筋が姿勢にどのように影響しているのかを理解するために、基本的な解剖学から確認していきましょう。

広背筋 起始:第6〜12胸椎棘突起 第9~12肋骨 胸腰筋膜 腸骨稜 肩甲骨下角
停止:上腕骨小結節稜
作用:脊柱伸展・回旋・側屈 肩甲骨下制 肩関節伸展・内転・内旋

広背筋は、胸背部〜腰背部にかけて薄く広く付着している筋肉です。 筋の体積が大きい順ランキングでは、広背筋は200以上 もある筋の中で8位と、かなり大きい筋です! (ちなみに1位は、大腿四頭筋) 骨盤・胸椎・肋骨に起始部があり、上腕骨や肩甲骨に付着しているため、脊柱や肩関節、肩甲骨の動きに関与しています。

3.なぜ姿勢において邪魔者扱いされているのか? 

広背筋は肋骨や中位〜下位胸椎、胸腰筋膜に付着しているため、過緊張になると「肋骨の外旋&腰椎〜中位胸椎の伸展&骨盤の前傾」に作用するので、オープンシザース姿勢につながります。
また、オープンシザース姿勢になると、本来ドーム状の形をしている横隔膜が平坦化し、横隔膜の機能が低下するので、呼吸機能の低下にもつながります。 このようなことから、オープンシザース姿勢になっている場合、広背筋は邪魔者にされやすいんですね。

一方で、胸腰部の安定性に不可欠な筋でもあります。
広背筋は、「広背筋の基礎解剖」でもお伝えしたとおり、胸腰筋膜にも付着しているので、胸腰部の安定化や 腰痛などの怪我の予防の役割を担っています。

広背筋が収縮することで胸腰筋膜がピーンと張った状態になり、テンションが高まります。 これにより、胸背部〜腰背部が固定され、動作時などでも安定して動くことができます。 例えば、デッドリフトの動作時に広背筋が働いていなかったらどうなるでしょうか?
広背筋が上手く使えていなかったら、胸腰筋膜のテンションも高まっていないため、腰が丸くなってしまった状態になります。 このまま動作を続けると、腰に負担がかかり腰痛などの原因となるため、広背筋の働きが胸腰部の安定とともに 怪我の防止にも繋がっているわけです!

このように、広背筋は場合によってはしっかり働かせる必要がある筋でもあるので、不要な時には抑制し、必要な時には活性化できることが重要です。

4.まとめ

一見、悪いことばかりに目が向きがちな広背筋ですが、動作の安定には欠かせない筋肉の1つでもあります。
クライアントの要望が、動作の安定性などパフォーマンスの向上であれば、デッドリフトなどで広背筋をうまく 働かせて体幹の安定性を高めた状態で動けるようになるのも重要です。 広背筋は姿勢にとって邪魔だからと抑制するだけではなく、クライアントの状態を把握し、要望に合わせて抑制 や活性化をさせてうまく味方につけていきましょう!

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