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筋・筋膜性腰痛の基礎知識

筋・筋膜性腰痛の基礎知識

こんにちは!

”福岡初”の完全個室通い放題パーソナルジム

CHRONICLE-japan(クロニクルジャパン)天神店トレーナーの原田です。

今回は現場で多い疾患の一つである「筋・筋膜性の腰痛」についてお話しいたします。

日本人は世界で一番座っている時間が長いと言われている国です。

現代になって急速に長時間の座位を求められる環境になったことが、現代人の腰痛を広げている原因にもなっています。

今回の記事では腰痛の基礎知識や改善するためのポイントについてお話しさせていただきます。

随時、初回体験とパーソナルトレーニングの受付しております。
↓HPよりお問合せください↓

https://chronicle-japan.jp

1.現場で多い疾患について

治療や運動指導の現場では、腰痛について相談されることが多いかと思います。 実際に、腰痛は成人の80%が経験するとも言われるほど多くの人が経験する疾患で、厚生労働省が発表している 「国民生活基礎調査/2019年」では、腰痛は有訴者率で男性第1位、女性第2位(1位の肩こりとほぼ同数)となっていることからも、大変身近な疾患であることが分かります。

今回はそんな腰痛の中でも、筋・筋膜性腰痛についてのお話しです。

2.筋・筋膜性腰痛の基礎知識

腰痛の原因は、筋骨格系の問題だけではなく、内臓疾患によるものから心因性によるものまで多岐に渡ります。
そのため、まずは医療機関を受診しての鑑別診断が最優先にはなりますが、腰痛の約85%は非特異的腰痛に分類されます。

非特異的腰痛とはred flagといわれる「骨折、感染、腫瘍、炎症性疾患」などの脊椎疾患が否定され、
さらに神経症状を伴わない腰痛のことで、これらの特異的腰痛では運動は禁忌となります。
一方で、筋・筋膜性腰痛をはじめ、椎間関節性、椎間板性、心因性による腰痛は
非特異的腰痛に分類され、運動による改善が見込めます。

この非特異的腰痛の中でも最も多いといわれているのが、本日のテーマである「筋・筋膜性腰痛」です。
筋・筋膜性腰痛は、腰背部の筋の循環不良や筋内圧の上昇などによって、筋緊張の異常に伴う腰痛のことです。
筋・筋膜性腰痛の場合は、画像所見や神経学的な異常がないのが特徴ですので、構造的な問題ではなく、機能的な問題が腰痛を引き起こしていることが推察できます。
つまり、運動によって組織へのストレスを軽減することができれば、腰痛症状を緩和できるということですので、われわれ運動指導者の出番ですね! 

腰に限らず、筋骨格系の痛みの発生要因を考えると、「動かし過ぎ」か「動かさな過ぎ」に分かれます。腰を“動かし過ぎ”て痛みが出ているのであれば、
隣接関節である胸椎や股関節の可動性が低下し、腰椎への負担が増加しているケースが考えられますね。

一方で、腰を”動かさな過ぎ”て生じる痛みであれば、筋の循環不良によるものが考えれます。前者は椎間関節性の痛みとして生じやすく、
筋・筋膜性腰痛であれば後者のケースが多いかと思います。

なぜなら、筋・筋膜性腰痛は循環不良や筋内圧上昇が原因となり、以下のような悪循環に陥りやすいことが指摘されているからです。

 ①循環不良②ATP産生低下(エネルギー源の枯渇)  ③筋が弛緩できなくなる(弛緩にもATPが必要) ④筋の持続的収縮 ⑤血管圧迫  ⑥循環不良という負のループの繰り返し・・

3.改善するためのポイント

皆さんも、車や飛行機での長時間の移動で腰が痛くなった、一日デスクワークをしていたら腰が重だるくなった、という経験をしたり、話を聞いたりしたことが一度はあるのではないでしょうか。

そのため、このような悪循環から脱するためには、循環を良くすることがポイントになります。
循環を良くする為には、運動をする、マッサージをする、入浴して身体を温めるなどなど、
様々な方法がありますので、皆さんが得意なもので改善を図ると良いかと思いますが、個人的には必ずセルフエクササイズによる自動運動を取り入れることをオススメしています。

なぜかというと、セルフエクササイズによって筋の収縮と弛緩を繰り返すことで、筋のポンプ作用によって発痛物質の排泄にもつながりますし、
筋温が上昇することによって軟部組織の粘性が低下し、組織間の摩擦が軽減することで侵害刺激の抑制を図ることが期待できるからです。

その際、腰椎骨盤帯の小さな動きから始め、痛みはもちろん、不快感が生じないように徐々に動きを大きくしていくことがポイントです!

4.まとめ

"Exercise is Medicine" というアメリカスポーツ医学会が提唱している言葉があります。
筋膜性腰痛においては、運動が改善のために有効ですので、問診や身体評価をしたうえで、安全で効果的な運動指導をしていきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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