こんにちは!
”福岡初”の完全個室通い放題パーソナルジム
CHRONICLE-japan(クロニクルジャパン)天神店トレーナーの原田です。
今回は運動単位と遅筋・速筋についてお話しさせていただきます。
脊髄から伸びる一つの運動神経はいくつかの筋繊維と繋がり、その収縮をコントロールしています。このひと繋がりのユニットを「運動単位」(モーターユニット)といいます
運動単位は、筋力トレーニングやスポーツで発揮する力の強度に応じて収縮に動員させる運動単位を変えています
今回の記事をお読みいただくことでより効果的にボディメイクをすることができるので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです!
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1.運動単位とは
体幹や四肢の筋は脊髄運動ニューロンによって支配され、頭部や顔面などの筋は脳幹にある運動ニューロンによって支配されています。
1つの骨格筋は、数1,000個の筋線維によって構成されています。
ただ、運動ニューロンの数は、筋線維数に対してはるかに少ないので、1つの運動ニューロンが複数の筋線維を支配しなくてはいけません。
1つの運動ニューロンが、いくつの筋線維を支配しているのかは運動ニューロンごとに異なり、その比率のことを”神経支配比””と言います。
神経支配比が小さければ精緻な動きが可能で、神経支配比が大きければ粗大な動きになりますが、大きな力を発揮できます。
例えば、1つのスイッチで2個の電球を支配していれば、細かく明るさを調整できますが、一気に室内を明るくすることは出来ません。
一方、1つのスイッチで10個の電球を支配していたら、一気に室内を明るくすることは出来ますが、細かく明るさを調整することは出来ません。
筋で考えると、眼や手指のように精緻なコントロールが必要な筋では神経支配比は小さく、大きな力発揮が必要とされる体幹や四肢の近位筋では、神経支配比が大きくなります
2.遅筋と速筋の違い
書籍によっては、遅筋のことをS型(SloW:遅い)、速筋のことをF型(Fast:速い)と表記していることも多いので、あわせて覚えておきましょう!
また、見た目の色の違いで、遅筋は赤く見えることから赤、速筋は白く見えるので自筋とも呼ばれます
遅筋が赤く見えるのは、ミオグロビンという、ヘモグロビンが運んできた酸素を受け取り、筋肉の中に運び込む役割を持つタンパク質が多く含まれているためです。
さて、一回の筋収縮のことを単収縮といいますが、単収縮が繰り返されることで強縮状態となり、大きな力が発生します。
ただ、強縮によって筋収縮が続くと、疲労のために徐々に筋の張力は減弱していきます。
その程度は運動単位によって異なり、遅筋は疲労しにくく、速筋はすぐに疲労してしまいます。
遅筋の割合が多い筋は持久力に優れていると言われるのは、このような理由があるからです。
3.速筋線維は衰えやすい
速筋の方が運動神経線維が太いので、神経伝達が速く、発生する張力も大きくなります。
素早い動きや、大きな張力を必要とする動作では速筋線維が動員され、微細な動きや姿勢維持などでは遅筋線維が動員されます。
面白いことに、日常生活レベルの運動では遅筋線維が動員される割合が大きいので、速筋線維が使わなれなくなり、徐々に速筋線維が遅筋線維に置き換わっていくと考えれているんです。
速筋線維が減少すると、咄嗟の素早い動きに対応できなくなるので、バランスを崩した時の1歩2歩が出なくなり、怪我をしてしまいます。
転倒予防の観点からも、速筋線維を活性化することは非常に大切です。
ただ、ある程度の年齢になってから素早い動きや大きな張力を必要とする強い刺激は、関節や循環器系への負担が大きいので、あまりオススメできません。
そのため、若い年代から速筋線維を刺激するようなエクササイズを取り入れていくことも、長期的な視点でのコンディションニングを考えるととても重要です。
まとめ
遅筋と速筋の違いという観点からもプログラミングしていくと、パーソナルセッションの幅も広がっていくので是非参考にして下さい!
最後までお読みいただきありがとうございました!!