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反回抑制による筋弛緩のメカニズム

反回抑制による筋弛緩のメカニズム

こんにちは!

”福岡初”の完全個室通い放題パーソナルジム

CHRONICLE-japan(クロニクルジャパン)天神店トレーナーの原田です。

今回は「反回抑制による筋弛緩メカニズム」について深くお話しさせていただきます。

筋を弛めるためには、ストレッチ 、マッサージ、ホットパックなどなど色々な方法があります。

今回の記事では反回抑制という筋収縮を利用した筋の弛め方についてお話しさせていただきます!!

随時、初回体験とパーソナルトレーニングの受付しております。
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1.反回抑制とは

反回抑制とは、ある筋が収縮すると同時に、その筋に対して抑制をかける反射のことで、過剰な筋収縮による組織損傷を防ぐ為にあるシステムだと考えられています。

「筋を収縮させて〜」という信号は、a運動ニューロンという神経細胞を通して脊髄から筋に伝達されます。 この運動ニューロンが活動する時に、すぐ近くにいるレンショウ細胞というニューロンにも「これぐらい力を出します!」という情報が送られており、レンショウ細胞が「a運動ニューロンさん、それはやり過ぎでっせ」と判断すると、レンショウ細胞が運動ニューロンに対して抑制をかけます。 このようにして、筋の過剰収縮を防いでいるのが反回抑制です。

レンショウ細胞は、ある筋のq運動ニューロンの活動に伴い興奮するわけですが、その筋だけではなく共同筋に対しても抑制をかけています。 また、その筋が収縮するために拮抗筋が抑制される反射をIa抑制(相反抑制)といいますが、レンショウ細胞は” Ia抑制を抑制"して、筋活動のバランスを調整しています。

例えば、アームカール動作で肘関節を屈曲する場合、上腕二頭筋が主動作筋、上腕筋や腕橈骨筋が共同筋となるので、レンショウ細胞は上腕二頭筋だけではなく上腕筋 や腕橈骨筋にも抑制をかけているんですね。 同時に、拮抗筋である上腕三頭筋には"Ia抑制を抑制”するように働きかけます。

2.現場での活用

それでは、コンディショニング指導への活用の一例をご紹介いたします。

デジタルデバイスの普及に伴い、多くの方が1日数時間以上、長ければ10時間前後もデスクワークをしています。
デスクワーク姿勢が長時間続くと、肘の屈曲筋であり、肩甲骨の前傾に作用する上腕二頭筋の緊張が高まりやすいと考えられます。
今回は、反回抑制を利用して上腕二頭筋を弛める方法についてご紹介いたします。

クライアントに肘を曲げてもらい、トレーナーは伸展方向に抵抗を加えます。 この時に、クライアントには肘が伸展しないように屈曲 方向(上腕二頭筋を収縮させる方向)に力を入れてもらいましょう。
そうすることで、上腕二頭筋やその共同筋である上腕筋などに過剰な収縮が働き、レンショウ細胞が反応して上腕二頭筋を弛めることができます。

3.あわせて覚えておきたい知識

今回は反回抑制を利用して筋を弛める方法をご紹介しました。
その他にも「Ia抑制」や「Ib抑制」を利用する方法もありますので、あわせて覚えておきましょう!

Ia抑制は、筋を収縮させる時に、拮抗筋が弛む現象のことです。例えば、屈曲筋である上腕二頭筋を収縮させる時に、伸展筋である上腕三頭筋が弛むということが起きます。

Ib抑制は、筋の両端にある腱に対し、伸長するような刺激が加わるとその筋が弛む現象のことです。
筋を伸ばすようなスタティックストレッチは、このIb抑制によって筋を弛めています。

4.まとめ

今回は筋弛緩のメカニズムについてお話しさせていただきました。

筋の緊張を弛めるにも様々な方法があります。
用途に合わせて様々な手法を使い分け、クライアントファーストでトレーニングプラグラムを組み立てていきましょう!!

最後までお読みいただきありがとうございました!!

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